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温度差にご用心

寒い日が続いていて暖かいお風呂が恋しくなりますが、こたつから出て寒い脱衣室で服を脱ぐのは億劫ですね。
脱衣室で体が冷えて頭からシャワーを浴びたり、いきなり熱いお湯につかったりはしていませんか?
人の体は寒さを感じると、血管が収縮して血圧が上がります。
こたつの中から脱衣室、さらに冷えた浴室への移動につれて血圧は急激に上昇すると考えられます。
血圧が上昇した状態で熱い湯船につかると血管が広がって、今度は急激に血圧が下がります。
このような血圧の変動がヒートショックと呼ばれる状態です。
脳卒中や脳梗塞を引き起こす原因にもなります。

★ヒートショックを防ぎましょう
ヒートショックその1
○お風呂に入る前に、浴槽のふたを開け、シャワーを出して浴室内を十分に温めて、脱衣室と浴室の間の扉を開けて温度差を無くしましょう。脱衣室に小さいヒーターを置けばなおよいでしょう。
〇お風呂の温度は40度以下が望ましいようです(寒い日は熱いお風呂につかりたいと思いますが)。浴槽につかるのは5~7分、入浴時間全体で20分以内を心がけましょう。
○入浴前後にコップ1杯以上の飲み物(お酒以外)を摂りましょう。入浴中は、発汗と利尿作用により脱水傾向になっています。脱水傾向の時は血液がドロっとした状態で血栓が出来やすくなります。入浴後だけでなく入浴前に水分をとり血液の粘度を少なくすることも大事です。
○足元や手先など心臓より遠いところからお湯をかけ、体全体をお湯にならしてから浴槽につかりましょう。
○入浴後はすぐに体の水気を拭きとり、服を着て保温に努めましょう。
○疲れてすぎている時、体調の悪い時は入浴を控えましょう。

お風呂に限らず、寒い冬は外部との温度差に注意しましょう。
暖かい室内から屋外へ出る場合はストレッチをして血流を良くしたり、帽子やマフラー、手袋などを使用して防寒対策を心がけましょう。
部屋ごとの温度差を少なくすることも大事です。
入浴時間が長いかな、と感じたら声をかけたり、部屋で一人で過ごしている時はお茶に誘ったりして触れ合う時間を持ちながら体調管理を行いましょう。
ヒートショックその2
(連携スタッフ)

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